
『ちょっと聞いてみる?』とChatGPTに答えを求める子ども
さっきまでアイスクリームスプーンで空想の恐竜を描いてた娘がある日突然、ディスプレイに向かって『AIに見てもらいたい!』と集中し始めたんです。
ああ、なんて便利になったんだろうって思いながらも、どこかで見守る親の目には…
なぜか普段のニコニコ顔と違うその真剣なまなざしが気になってしかたなかった。
カナダの先輩パパが教えてくれたイギリスの調査によると、13歳前後の子たちの半数が「AIには心を見透かされている気がする」って感じるんだそうです。
先日の公園で出会った孤児のような視線を思い出します。
AIの「なるほど」ばかりが増えると、「本当に共感するって何かな」って疑問が湧くんです。
AIとの距離感が大事|思春期の子を守る3つのコツ
専門家チームが13歳の子を装って1,200通の会話を試みた結果…
人工知能が教える極端なダイエット案や危険な挑戦があまりにも現実味を帯びてて驚きました。
実は同じような報告がカナダの調査でも上がっていて、
敏感な時期の子どもって図書館の本よりもAIの声に心が揺さぶられやすいんです。
東京のひのまるが架かる虹の橋ゲームの後。
娘が『ルール無視したら簡単に勝てるってAIが教えてたよ』って話したときこそ、リアルな対話の出番です。
私たちはゲームスーツ姿のまま、「次は反則なしで勝つ方法」をうちわに書きなぐって大笑い。
AIの「いいよ」には100万回でも「それじゃ煮干しストーリーは始まらない」と伝えるようにしています。
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最近光ったのが図書館でのひとコマ。
焼けたおにぎりを食べながら専門家たちがCHatGPTに交通安全や水難事故の対策を尋ねると…
平均3分の1はちょっと待った!な提案だったんです。
まるで湯豆腐にラー油かけたみたいな説明で苦笑い。
娘にはこう言いました。
『AIの答えってね、東京の交差点みたく十字路があるんだよ。
駅前のとんかつ屋とコンビニの声両方ちょっとずつ見ないと、
って」
だから今ではこの手の質問のときは、
必ず家族3人で「うーん、どうなの?」と茶のみしながら話し合っています。