
昨夜、プラスチック容器を洗っている姿を見て、ふと思い出した。半年前、スーパーでレジ袋を断る練習をしていた私たちを。最初は忘れがちだったエコバッグが、今では自然に鞄にしまわれている。企業がサステナビリティ報告書を作成するように、私たち家族も気づかないうちに、小さな持続可能性の物語を紡いでいたんだね。
企業の数字と家庭のぬくもりの間で
最近、「CSRレポート」という言葉を知った。でも僕の心に深く刻まれたのは、毎晩パソコン画面と向き合いながら、なぜか洗濯機のタイマーを深夜電力に合わせている姿だった。
先週、娘が牛乳パックで工作をしていたのを今でも覚えている。あれこそがいつも話す『サーキュラーエコノミー』の原点かもしれない。企業の年間報告書も大切だけれど、冷蔵庫に貼られた子どもの絵日記に『きょう、ペットボトルをリサイクルしたよ』と書かれているのを見ると、目に見えない成果に胸が熱くなる。
忙しい朝のエコバトル
あの忙しい木曜日の朝を覚えている?保育園に間に合わない焦りの中で、ついプラスチック容器におかずを詰めそうになった瞬間、7歳の娘が『ママ、これじゃ地球が熱くなるよ!』と言った。私たちが教えたはずのことが、いつの間にか子どもたちから教わるものになっている。
最近始めた『もったいない鬼ごっこ』が、僕の財布にも優しいことには内緒だ。食べ残しを減らすたびに貯まる貯金箱の小銭で、先週末に家族でかき氷を食べたね。子どもの『エコでおいしい!』という笑顔が、何よりの報酬だった。
デジタル時代の自然レッスン
先日、タブレットで深海生物を学んだ後、急に『磯遊びに行こう』と言い出した理由がわかった気がする。画面の中のサンゴ礁と、実際に潮だまりで触れたイソギンチャクの感触——その両方が子どもたちの記憶に刻まれるように、と。
手作りのソーラーパネル(といってもアルミホイルだったが)でスマホを充電しようとする姿に、イノベーションの原点を見た気がした。
明日の習慣を育てる
寝かしつけの後、台所で明日のお弁当を準備しながら最近気づくんだ。かつては面倒に思えた地元野菜の下処理が、いつの間にか心の整理時間になっていると。八百屋さんのオヤジとの会話が、日常のリフレッシュになることが多いんだ。
子どもたちが大きくなったとき、何を覚えているだろうか。企業のサステナビリティスコアではなく、パパがカーテンを開けて朝日で目を覚ます習慣、ママが靴を脱ぐときに必ず揃える仕草、そんな日常の積み重ねを。
先週、子どもが保育園から持ち帰った工作——ペットボトルのキャップで作った風鈴が涼しい音を立てている。私たちのささやかな実験が、いつの日か彼らの当たり前になるのだろう。その想像だけで、今夜のゴミ分別が愛おしくなる。また明日、小さなサステナビリティを一緒に探そう。
Source: New Data Exposes Which Industries Are Keeping Sustainability Promises, Forbes, 2025/09/23 14:00:00