夕方、公園で子どもたちがタブレットでAI学習をしている姿を見かけます。その横で、韓国の友人たちが祖父母の時代から伝わるお話を聞かせる姿に、ふと気づかされることがあります。デジタル教科書と伝統の知恵が、こんな風に自然に交じり合う瞬間を、私はどんな気持ちで見守っているんだろう?
韓国デジタル教育の現場で感じる温かさ
韓国ではAIデジタル教科書が導入されつつあります。画面を見ながら熱心に学ぶ子どもたちの姿が、新しい時代の風景として定着し始めています。
その一方で、学校の帰り道に近所のおばあさんが「おやつ食べた?」と声をかける光景も、いまだに変わらずに残っています。
この技術の進歩と人の温もりが共存する姿を見ていると、育児の本質的な部分が何か少し見えてくるような気がするのです。
日韓子育て文化の意外な共通点
韓国式育児を経験するなかで感じるのは、実は日本と通じる部分が多いこと。例えば、祖父母の世代が大切にしている『家訓』の存在。
タブレット学習の画面から目を離すと、韓国の友人たちが子どもたちに伝統的な『孝行』の精神を教える姿に触れることがあります。
この両方の価値観を自然に受け継ぐ子ども達の柔軟さに、いつも驚かされるのです。
デジタルが教える世代間のつながり
ある日、子どもがスマートフォンで韓国の祖父母とビデオ通話している姿を目にしました。画面越しに伝える韓国語の単語を、祖父母が楽しそうに訂正する様子。
そのときふと感じたのは、デジタル機器がもたらす新しいコミュニケーションの形。テクノロジーの発展が、遠い距離を縮めてくれる温かさを、肌で感じることができたのです。
異文化の子育てが教えてくれること
韓国式ホームステイを受け入れたときのこと。言葉が十分に通じない中でも、子ども達がジェスチャーで遊び方を伝える姿を見て、考えさせられました。
育児の価値観や教育方法が国ごとに違うように見えても、実は子どもの幸福を願う親の心はどこも同じ。
でも、実際はみんな同じだって、心の底から感じています。
