夜、子どもたちが寝静まったリビングでふと思うんです。朝のあわただしい時間に、妻が自然にやっているあの動きはまるでプロのマネージャーのようだと。忘れ物チェックリストをさりげなく壁に貼りながら、お味噌汁の火加減を見る姿に、不確実な状況でも慌てず動けるって、リーダーシップの基本ですよね。
家族会議が育てる未来のリーダー
冷蔵庫に貼られた子どもの絵を見て気づいたことがありました。でも、他人から見たら無意味なことかも…？冷蔵庫の絵を見て、王冠描いてたの。子どもの小さな承認欲求が、自然と満たされてたんだって今さら気づいたんです！色とりどりの家族の横に、小さな王冠が描かれたママの姿。普段何気なくやっている『今日の一番を教えて』の問いかけが、子どもたちの承認欲求を自然に満たしているのだと感じます。
毎週日曜の朝のファミリーミーティングでは、末っ子が司会をやりたがります。最初はぐちゃぐちゃだった進行が、いつの間にか『次はパパの意見聞こう』と言えるまでに。これこそがみんなが安心して話せる場になってるんだと胸が熱くなりました。
習い事選びに潜む意思決定術
子どもの習い事を選ぶ時に、妻が作っていた『わが家の基準表』が印象的でした。『楽しさ』『成長』『家族時間』の3軸で評価するシンプルな方法は、会社の重要案件判断にも通じるものがありますよね。
ある日、リビングに広げられていたのは地域の公園マップと習い事の相関図。『この公園までの徒歩時間が、子どものストレス度に影響するの』と話す姿に、データを基に決めることのシンプルさに気づきました。
デジタル時代の手作りマネジメント
アプリで子どもの学習を管理しようとした時、妻が手作りの『できたよシール表』を作り始めました。デジタルツールでは測れない、シールを貼る時の子どもたちの目元の輝きが忘れられません。
毎週末の『アナログゲームデー』では、新聞紙で作る基地が子どもたちの創造力を引き出します。『ゲームよりも危険と安心のバランスが大事』という言葉が、リスク管理の本質を教えてくれました。
成長を測るものさしの作り方
アルバムを整理していて気づきました。テストの点数の写真より、自転車の補助輪を外した瞬間の笑顔の写真が圧倒的に多いことに。これこそが真のKPIではないかと感じた夜でした。
『家族の楽しい回数グラフ』を作ってみたら、料理の失敗を数えるグラフに、子どもたちの笑いが連動してて驚き！データより心がほっこりする瞬間こそが本当に大事ですよね。
明日からできる小さなリーダーシップ
寝る前の5分間、子どもの『今日の楽しかったこと』を聴く習慣を始めて気づきました。ただ頷くだけでなく『それで？』『もっと聞かせて』と促すことが、アクティブリスニングの訓練になっていたのです。
おやつの時間に導入した『自分で選ぶ権利』が、子どもの意思決定力を育てています。2つのお菓子から選ばせるシンプルな行為が、責任感を自然に育むことに気づかされました。
出典：Forbes 2025年9月30日『CHROがビジネスを明確に導く鍵』