保育園の送り迎えと外出予定表を合わせながら、スマホの片手でメールを返すあなたの後ろ姿。そのまま真夜中まで、リビングの机に小さな明かりを灯してる姿を見て思う。こんなに愛おしさを抱きながら、こんなに辛い日々があるなんて。
「デンマーク本」を読む時間が、自己嫌悪の時間になっていた
「デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか」という本を読んでいた時、ふとキッチンで洗い物を溜めているあなたを見つけました。
その瞬間、あなたは本を読む私のことを不思議そうに見る。『どうせ北欧だから…』と自分に言い聞かせる声。それは私たちの気持ち、まるで鏡に映したかのように。
時にはね、この本を読むことが、ただの自分との比較になっていた。
私たちは、この子の育児ノートを書きながら、自分の仕事を評価する尺度も、左に書かれた基準に合わせていた。
私たちの仕事と子育ての両立は、デンマークの本では無いアフターファイブがある。私たちには、デスクの片隅に子供の絵かきがある。その小さな余白に、私たちの輝きがある。
大切なのは、デスクの前に置くお菓子の選び方
米粉のフィナンシェを食べながら、ふと感じた。『もちもちした食感に、お米の香りがする』。
この商品の優しい甘味は、あなたがデンマークの本を読んでいる時に、隣でコーヒーを冷ました。でも、現実はCzechを使ったような完璧さはないけれど…そんな小さな寛ぎの時間が、私たちの仕事の流れを変えていくんじゃないかな。
仕事の合間に、大切なことを思い出せて。私たちは、デスクの上の小さなごちそうで、自分を育てる。
私たちが、この瞬間に、少しだけ休む。そんな小さな選択を、積み重ねていくこと。
手に取る、小さな気持ちのきっかけ
『時短・リモート相談可』という言葉は、私たちの心にどんな希望を描くのでしょうか。
言葉の通りなら、その未来は、子供の成長記録をノートの左側に書きながら、右側の調査報告書が完成する。そんな未来への希望が湧いてくる。
でも、それは私たちの知っている。『結局、自分でやった方が早い』という言葉が、私たちの心のブレーキになっている。
私たちは、この小さな気持ちのきっかけを、この手の届く、この小さなフィナンシェのように、優しく積み上げていく。
もう、この優しい時間を、あなたへ。
疲れている手を、そっと、擦り合わせる。リビングの机の明かりが、あなたの顔をうつす。
この明かりのもと、あなたは、イヤなことを書いてるわけじゃない。私たちは、子育ての経験を、仕事のキャリアに描いている。私たちが、この経験を積み上げていく。
気づけば、私たちは自分が、子供の成長と同じように、毎日、少しずつ変わっている。
この小さな積み木は、私たちの仕事の効率を支える。子育ての涙は、私たちの仕事のキャリアを構築するのである。
私たちは、この小さな灯を、毎日、灯し続けていく。大丈夫、一息ついてもう少しだけ。
大丈夫、いつでも休める。この小さな灯、味方につけて前に進もう
Source: 厚生労働省『ワークライフバランス実態調査』2023年版